夏の花 2

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夕化粧、赤花夕化粧。月見草と同じアカバナ科。夏の雑草。
色っぽい名前だが、季語集に見つからない。明治時代に渡来した、帰化植物らしい。
名前と関係なく朝から咲いている。

 夕化粧ぼつくり履きし浴衣の子
桃色昼咲月見草。夏の雑草。
スギナやすすき、ブタナなどに混じって畑の斜面に見つけた。花は直径4センチほどある。
夕化粧と花形は似ているが、夕化粧は1,5〜1,0センチ。横浜市青葉区。
シロバナマンテマ。ナデシコ科。夏の雑草。
道ばたも目をこらして歩くと意外な花に出会う。名前は白花と付いているが、ピンクだ。
ヨーロッパ原産だそうで、海辺には赤花のマンテマがあり、それとの区別で白となったようだ。 横浜市青葉区。
てっせんかははのいあいのいけばなちょう 鉄線花、てつせんかずら、クレマチス、風車(かざぐるま)。季語 夏。 キンポウゲ科の多年草。我が家は2年前に枯らしてしまったが、寒さにも強く、花色も各種ある。

 鉄線花母の画描きし活花帳
姫射干菖蒲(ひめひおうぎあやめ)。5月頃〜8月。
庭石菖より1回り大きな花である。前から吾が庭にも生えていたが、やっと名前が判明した。
しかし、小さな花の割には長い名前で俳句は作りにくい。したがって季語ともなっていないようだ。
常磐露草、トキワツユクサ。
露草は秋の季語であるが、夏には咲き始める。トキワツユクサは季語ではないようだ。
常磐と言うだけあって、いつでも咲いているのだろうか?鎌倉にて。
鹿の子百合。季語 百合で夏。
吾が庭に毎年咲いてくれる。
透百合(すかしゆり)。季語 百合で夏。
すかしユリの仲間は、首が折れずに立っている。花は上向きである。色はいろいろあり綺麗だ。
豚菜(ぶたな)。夏の花。ヨーロッパ原産のキク科。
フランス名が「ブタのサラダ」だそうで、翻訳者がブタナと命名したらしい。花はタンポポによく似て おり、やけに首の長いタンポポだと感心していた。群生するとキバナコスモス風で風に揺れるさまは 見応えがある。横浜市青葉区の土手で。
紫蘭、白及(しらん)。季語 夏
我が家でも毎年良く咲いてくれる。これは小石川後楽園の西行塚の花。

 西行の歌碑に紫蘭の影伸ぶる
2007年9月号伊吹嶺「伊吹集」収載



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