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東海道松並木

句会終了の後、現在の一号線上に残る東海道の松並木を見て、藤村の旧居に向かった。往時は籠が行き交った
であろう道を自動車が走りすぎていった。
街道の松の古木へ春時雨
藤村の旧居

藤村が昭和十八年八月亡くなるまで住んだ家だ。
入り口の木戸の屋根には忍草(軒忍)がこんもりと繁っていた。しかし忍草は秋の季語。このままでは
使えない。しばらく考えていた。
知立の連衆は、そうも来られないだろうと化粧坂の化粧井戸まで足を伸ばしたが、我々は駅前にある
ただ一件の食堂でしばらく反省会をして家路についた。
藤村の旧居つらつら白椿
春雨に色を返せり軒しのぶ