
天龍寺の築地塀
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俳句結社「伊吹嶺」の全国大会が嵯峨野の京都ガーデンパレスで開催された。これに参加して、翌日関東支部の仲間
達と嵯峨野を吟行し、清涼寺の「竹仙」で湯豆腐料理を食す事とした。
これは、当日の句を二十句に纏めたものである。
天龍寺、竹林、小倉山の大河内山荘、嵯峨野トロッコ鉄道に乗り保津侠、清涼寺で湯豆腐を堪能して京都駅でお開き
とした。何処もインバウンドの外国人で、外国にいるような旅であったことも付け加えておく。
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敗荷や鎮もる朝の天龍寺
破れ瓦埋めし築地や秋日差す
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天龍寺の漆喰
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秋澄めり漆喰白き天龍寺
秋思あり墨痕著き雲龍図
紅葉濃し大方丈の玻璃にまで
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咲き残る萩や五山の池の端
秋の日の零るる嵯峨野竹騒ぐ
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大河内山荘
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緑青の風鐸軒に秋深し
色変へぬ松や庵のこけら葺
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満天星の垣の紅葉や遠比叡山
夕日濃き比良の遠嶺や秋の天
満天星の紅葉大路を見下ろせり
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比叡山、街並は京都、手前は満天星躑躅
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トロッコの車窓より
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日本英語話す駅員秋うらら
保津峽の片側ばかり照紅葉
トロッコも舟も手を振る保津の秋
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京豆腐食うて禅家の薄紅葉
弱き日に古びし寺門枯はちす
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右手豆腐の「竹仙」
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