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上総の清水寺

老鶯や阿吽の像の耳大き

千葉県いすみ市岬町




仁王門の金剛力士
 京都、播磨に並び日本の三清水寺の一つなのだそうだ。又、板東三十三ヶ所観音霊場の三十二番札所でもある。
 ちなみに一番札所は鎌倉の杉本寺、十三番は浅草寺、三十一番が笠森観音、結願の三十三番札所は館山の補陀洛山那古 観音である。また京都の音羽山に似ていることから音羽山清水寺となったそうだ。
 
 この清水観音は、鴨川の亀田病院に通う国道一二八号線に大きな看板があり、以前から参拝を考えtれいたが、今回 までチャンスがなかった。今回は紫陽花の季節でもあり、いすみ鉄道沿いの写真でもと思い出かけた。
 清水観音には、思うほどの紫陽花はなかったが、予想以上に落ち着いた格式を感じるお寺であった。
 江戸時代に建てられた芭蕉の「木枯に岩吹き尖る杉間哉」の句碑があったが苔で字を読むことは出来なかった。
 

芭蕉句碑

時旧りし黴の厚みよ芭蕉句碑

苔生せる芭蕉の句碑や不如帰

雲疾し放生池のあめんばう
鐘までも丹塗りの鐘楼青葉闇

彩剥げし百体観音慰霊の日

老鶯や閻魔は耳を澄ましけり

吟行日2017年6月23日
      
            この項了


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