新年、春の花 1

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黄蓮華躑躅(きれんげつつじ)。季語 春。
大根の花。季語 春

 見捨てられ残る大根十字花
畑の隅に取り残された大根は根はずいぶんと持ち上がり、とても野菜とは思えなかった。白い十字の 花が何かを訴えていた。  木曽福島にて。
白山吹。季語 春。
山吹とは違って、実が出来る、別種。鎌倉にて。
野芥子(のげし)。季語 春。
花はたんぽぽや小鬼田平子に似ている。葉や茎が大きい。実際は路傍などに1年中見られる。
俳句を始めるまでは区別も出来なかった。
紫雲英(げんげ)、蓮華(れんげ)。季語 春。
子供の頃、母の里に帰るとき、東海道線の車窓から見る春の田圃は、今で言えば芝桜の里のようで、 ピンクの畑が広がっていた。寺家ふるさと村は、すべて手作業の水田のため、この景色が残っている。

 母と子の声弾けをり紫雲英の田
ははとこのこえはじけをりげんげのた
小手毬(こでまり)、小粉団の花 季語 春。バラ科。
大手毬は初夏の花。科も違う。

 江ノ電の過ぎて小手毬ゆれゐたり
熊谷草、布袋草、ほろかけぐさ ラン科。季語 春。
源氏の熊谷直実(なおざね)に由来する。袋状の花を母衣(ほろ)に見立てている。
町田えびね苑にて。
烏野豌豆(からすのえんどう)。季語 春。
烏の豌豆として詠む句が多い。小柄な雀の豌豆もあるそうだ。
横浜市青葉区にて。
馬のあしがた。キンポウゲ科 季語 春。
狐の牡丹に似ている。茎に毛がある。。田の畦や水路べりに咲く。

満天星(どうだん)の花、満天星躑躅。季語 春。
秋の燃えるような満天星の紅葉も素晴らしいが、すずらんの花が木からぶら下がっている様も なかなか捨てがたい。



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