新年、春 その二

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諸葛菜(しょかつさい)、むらさきはなな、おおあらせいとう、などと呼ばれる。花大根という人もあるが、 花大根は浜大根の別名で違う。この花を見ると、そろそろ夏を感じる。季語、春。

 本郷に下宿屋古び諸葛菜
12年伊吹嶺誌8月号遠峰集
だいがくのろじにあかるししょかつさい
山瑠璃草(やまるりそう)。ムラサキ科の多年草。大変綺麗な花だ。山地に生える。薬師池公園にて。季語、無し。
ゆすらうめの花、花山桜桃、花英桃などとも表記する。季語、花は春。この場合俳句は実を詠んでいるので夏である。
可憐な花である。子供の頃、夏にこの実をよく食べた。ゆすら、とは、実を揺さぶって取り、食べるからだとか。
ゆすらうめ幼が抱く恋こころ(2004,04)
かたかごや日を避けるごと俯きて(2004,04) 片栗の花、季語春。、詩歌では、古名の「かたかご」を使うことが多いようだ。静かな日本的な花である。薬師池公園にて。
堅香子に木洩日スポットライトなす
19年伊吹嶺誌6月号遠峰集
一輪草、季語春。。五片の花は花弁ではなく萼片だそうだ。一花草(いちげそう)、裏紅いちげ(うらべにいちげ)の別名がある。
一輪草、二輪草、九輪草が揃った。九輪草は夏の季語である。
長話蕗のしゅうとめ日晒しに (2003,03) 蕗の花、蕗の薹は美味しく、春の味覚として喜ばれますが、花は見向きもされません。別名、蕗のしゅうとめ、 で春の季語にもなっていました。
紫木蓮です。バックの白い花は白木蓮。
新興住宅地の裏山に迷い込みました。良い香りがすると思い、空を見上げると、そこは何十本もの木蓮たちの 王国でした。腹一杯美味しい空気をご馳走になりました。
些々揺らぐ木蓮の空香気満つ (2004,03)
コーラスは女生徒らしき黄水仙 (2004,03) 黄水仙、季語春。黄水仙にも、いくつか種類があります。これは喇叭水仙です。他に房咲水仙、口紅水仙などがあります。
水仙は冬の季語です。
コーラスは女生徒らしき黄水仙と推敲しました。
山茱萸(さんしゅゆ)の花です。秋にはグミのような実がなり、漢方薬となる。
薬効は幅広く、めまい、血圧降下、抗菌、抗ヒスタミン、精力回復など。
小さな黄花が密集して綺麗だ。後楽園庭園にて。
朝の日に山茱萸(さんしゅゆ)の花ひかり合う (2004,02)
せせらぎに三椏(みつまた)の芽の輝ける (2004,02) 三椏(みつまた)は紙幣などの高級紙の原料です。花は黄色か赤。これは赤です。 芽も猫柳の芽のように和毛が光を含み綺麗でした。
黄梅。迎春花とも言われます。
モクセイ科で梅とは関係ありませんが、花が似ているところからと咲く時期からの名と思います。
木は細い蔓状で垂れています。この花は八重ですが、一重もあります。



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