木瓜の花。季語春。 風化せし寄せ墓白し木瓜の花 光リ
「伊吹集」収載 |
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辛夷、やまあららぎ。季語春。白木蓮に似ているが若干花が小さい。ともに香の良い花で群生地に行くと極楽に
いるような気分になる。極楽に行ったことはないが。 伊吹嶺6月号「伊吹集」収載句。 | |
勿忘草 わすれな草。季語春。 波郷の句に、「勿忘草わかものの墓標ばかりなり」があるが、これは石田波郷の墓がある、深大寺 の路傍に咲いていた。 勿忘草よ若き日の山二人 |
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母子草、「ほうこぐさ」とも。季語春。 どこの路傍にも見かけられる。春の七草にいう「ごぎょう」がこの草であり、「ごぎょう」は新年の季語となる。 | |
蒲公英(たんぽぽ)、鼓草とも。季語春。関東タンポポ、関西タンポポ、西洋タンポポなどがある。 いたるところで見る雑草だが、いかにも春らしい、元気の出る花と思う。 |
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春蘭、ほくり、ほくろ、などとも言う。季語春。玄関に一株鉢にして置くと不思議と玄関の形が着きます。 写真は我が家の地植ものです。 | |
八重桜、牡丹桜。季語春。染井吉野と違って濃艶な趣である。じーと見ていると気分も重くなった。 | |
土佐水木(トサミズキ)。似た木に日向水木がある。土佐水木の方が房が多く長い。共に季語は春。木は高知だけだなく、関東でも庭木として よく植えられている。句は高知に行ったときの思い出で詠んだ。 | |
十二単(ジュウニヒトエ)。シソ科。季語春。日本の固有種とか。雅な名前の花です。 柔毛が目立ちました。薬師池公園にて。 |
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雪柳、小米花、小米桜、噴雪花など。季語春。我が家と駅の間にあるお屋敷の石垣の上から真っ白な雪柳が枝垂れています。 |