利休梅、梅空木(うめうつぎ)。季語とはなっていないようだが、美しい花だ。茶花として使うので利休の名があるらしい。 これは赤塚植物園で撮ったものだが、我が家の近所の留守宅にも咲いていた。 留守の家の庭に明るし利休梅 |
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海棠(かいどう)、垂糸海棠(はなかいどう)。季語 春。 乗蓮寺にて。
弁天の明りとなりし花海棠 | |
薇(ぜんまい)。季語 春。 蕨(わらび)に似た春の山菜だ。赤塚植物園にて。 薇の綿毛解くや小糠雨 |
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山吹草、草山吹。季語 春。ケシ科の多年草。 実に山吹に似ている。山吹は5弁以上の花びらだが、山吹草は4弁の花である。舞い落ちた桜の花と二輪草が見える。 赤塚植物園にて。
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貝母(ばいも)の花、春百合。季語 春。 質素な花で茶花として好まれる。東御苑にて。 癒えし妻貝母の花を買ふてをり |
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春紫苑、春女苑(はるじおん)。季語 春。姫女苑にものすごく似ている。葉の付き方がちがうのと蕾のとき春女苑は 首をたれていることである。参照夏の姫女苑。 | |
花水木、アメリカヤマホウシ。季語 春。 多くの歳時記には、水木の花の傍題として夏の季語としているが街路樹に多いこの木は桜が散るとすぐに咲き始める。 秋には紅葉も美しい木で水木(夏の項参照)とは別に考えたい。郷愁を誘うような、水彩画の淡さを感じる木である。 花水木綿菓子の綿湧き出づる |
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つつじ、躑躅。季語 春。 一斉に咲いた様はなかなか綺麗だ。 館林つつじヶ丘公園と24,根津神社もご覧ください。これはキリシマと言う種類。 黄レンゲ、ハナグルマなどが見られます。 | |
ミモザ。アカシアの一種。季語 春。横浜山手にて。 ミモザの黄女子学院のガラス窓 '05伊吹嶺6月号「伊吹集」収載句。
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花韮(はなにら)。季語 春。晩夏に咲く韮の花とは違う。とにかく生命力が強く、花壇に植えて置いたら
庭中に咲くようになってしまった。手入れをしない自然の庭どころか近頃は廃れ家の庭の感が強い。 参考韮の花。 |