秋の花 7

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深山がまずみ スイカズラ科
がまずみの実として季語は秋。したがって花の場合は花が必要。季語は夏となる。
 
箒草 ははきぎ、コキア 
帚木は本来夏の季語であるが、見事な紅葉のため秋の項にする。箒の紅葉とせねばならぬだろう。
実はとんぶりとして、秋田の名物だ。とんぶりは秋の季語である。


 ははきぎの紅葉艶なり奥信濃
蝦蔓 えびづる、えびかづら 季語=秋
食用にもなる。野葡萄は食べられない。山葡萄は食用になる。
桐の実 南天桐 季語=秋
葉は桐に、実は南天に似る。高木で美しい。
鵯上戸の花   花はナス科の茄子や狗鬼灯に似る。蔓性で灌木に巻いている。
花はあまり詠まれない。
 
鵯上戸 蔓珊瑚 季語=秋
ひよどりじょうごと言えば実を指す。鳥が好むのだろうが、有毒とのこと。
木斛の実 木斛の花は夏の季語で良い香りがする。実が爆ぜて中に真っ赤な種が覗くのも綺麗だ。
藤の実 藤は実に 季語=秋。
浜離宮にて。


逆光の藤の実黒し碧の句碑   武藤光リ
ムーの伊吹嶺歳時記より
梅擬 うめもどきの実 季語=秋。
葉も梅に似ているかららしい。鳥の体内を通らないと種は発芽しないそうだ。


梅もどき石灯籠に影伸ばす   八尋樹炎
ムーの伊吹嶺歳時記より
鳥兜 鳥頭、兜菊 季語=秋。


霊山の峰に群れ咲く鳥兜   河西郁代
ムーの伊吹嶺歳時記より



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