夏 その三

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ランタナ。七変化との呼び名もあります。俳句では七変化は紫陽花を指します。 熱帯アメリカ原産で、日本では6月〜11月まで咲いています。季語でない花です。 ランタナ
雨止みの喧噪の街仏桑花(ぶっそうげ) (2003,11) 仏桑花、扶桑花、ハイビスカスのことです。
俳句を初めて(ぶっそうげ)の呼び名を知りました。神代植物公園にて。
灸花(やいとばな)、へくそ葛の名前もあります。
本当にお灸の痕みたいな花です。蔓をちぎると嫌な臭いがします。金網の柵などに良く絡んで生えています。
大の字に吾子の眠りや灸花 (2003,08)
御仏の血の色と咲くはすの花 (2003,08) 素晴らしい色だ。花に血脈が通っているようである。
烏瓜の花は夏の季語。 烏瓜は雌雄異株である。まわりが綿のようになった花が夜になると開く。
夏の夜、月光を浴びている花はきれいだ。とても雑草などとは云えない。
絹裂けるさまに咲きをりからすうり (2003,08)
すつぴんの女めきたる夏水仙 (2003,07) 夏水仙は曼珠沙華と同様、ヒガンバナ科の植物。最初に水仙のような葉が出て、全て枯れきってから、花の茎だけが伸びて来ます。雑草があまりに酷いので隠してみました。
一般的に月見草と言われる、この花は、大待宵草が正式名である。本当の月見草は白い花の草だそうだが見たことがない。4,5年前まで我が家の近所にも薊とともにいたるところに咲いていたが、年々探すのも大変になってきた。 売れ残る宅地に咲けり月見草 (2003,07)
山梔子の香る狭庭や小糠雨 (2003,07) 山梔子も注意していないと、大きな青虫(揚羽の幼虫)がすぐに付きます。
アガパンサスはアフリカ原産の故か季語集にはないようです。これは吾が狭庭のものですが、近年多くの庭で見られる花ですね。 アガパンサス咲いて無聊の梅雨の窓 (2003,07)
捩花や吾が遺伝子は斯のていど (2003,07) DNAの螺旋構造を思い浮かべると同時に、自分の限界も感じてしまいました。薬師池公園にて。


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