夏 その五
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松葉牡丹、日照草、爪切草。季語 夏。
赤白黄紫など花色が豊富である。暑さに強く、戦後の貧困の庭にあって潤いを与えてくれた。
地に松葉牡丹咲き太陽白し
光晴
孔雀草、万寿菊、マリーゴールド。季語 夏。
晩春から秋まで咲いているが雰囲気は夏の花だ。調べたら原産地はアフリカだそうだ。よく家庭の庭や道路の花壇に 植えられている。
音高き道路工事や孔雀草
光晴
蓮華升麻(れんげしょうま)、草れんげ。キンポウゲ科の多年草。日本特産で山地の林間に生える。 7,8月可憐な花をつける。高尾山にて。
神杉の太き根方や草れんげ
光晴
棉の花。季語 夏。初めて見たが、芙蓉に似た花だ。ともにアオイ科だそうで今回も棉と言われなければ、芙蓉だと 思っていた。房総のむらで。
ハブソウ。無季。葉や種子は薬とする、薬草だそうだ。葉は煎じてはぶ茶となる。名の由来はマムシなどに噛まれたとき、 葉汁を擦り込むと効くことからだそうで、虫刺されにも良いそうだ。房総のむらにて。
糊うつぎ(さびたの花)で季語夏と思われる。
しかし、さびたの花は5弁と図鑑に出ている。どうも私には断定は出来ないがインターネットでいろいろ検索すると 4〜5弁と出ているものもある。一度は山あじさいとして載せようとしたがやめた。この特定だけで半日以上を使用して しまった。
糊うつぎは中空な枝であり、パイプを作ったり、製紙用の糊も作れることから糊の木などとも言われる。 はっきりとご存じの方あればお教えください。
八ヶ岳山麓美濃戸口にて。
夜帷にあらごふ如の花さびた
とろ葵。葵は夏の季語。立葵を普通は差すようだ。とろ葵は、三椏(みつまた)、楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)と ともに和紙の原料の一部となる。使用部位は根。房総のむらにて。
深山金鳳花(みやまきんぽうげ)。無季。あまり多くはなかった。これも多分といったところ。
八ヶ岳山麓美濃戸口にて。
山ははこ、高山植物。深山薄雪草とも言うとの書もあるが、違うようだ。深山薄雪草は夏の季語。
八ヶ岳山麓美濃戸口にて。
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